レオパ飼育方法

 

ヒョウモントカゲモドキとは

ヒョウモントカゲモドキは、トカゲモドキ類の中でもっともポピュラーで、英名のレオパードゲッコーを略し

「レオパ」と呼ばれています。

分布地域は、インド、パキスタン、アフガニスタンなどの乾燥した地域の岩の多い荒地などに生息しています。

夜行性のため昼間は岩陰に隠れ、日が落ちるとともに活動を始め、昆虫等を捕食しているようです。

自然下では、♂1匹に対して♀数匹のハーレムで生活しているようですので、多頭飼育が可能です。

ただ、♂の多頭飼いは縄張り争いによりケンカをするので出来ません。

時に、死に至るケンカをしますので絶対避けなければなりません。

 

 

ケージ

基本的に身動きがとれれば対応できるようです。主なものは、下のようなものがあります。

プラケース フラットプラケ 水槽 爬虫類用ケージ レターケース

プラケースで飼育は十分です。レオパは地上棲のヤモリですので高さはさほど必要ありません。

重ねたりし飼育するのであればプラケよりフラットプラケの方が使い勝手が良いように思います。フタはしっかりしてくださいね☆

 

見栄えを良くするのであれば、水槽やケースバイケース(みどり商会)、コンパクトテラなどの爬虫類用ケージなどが良いと思います。

水槽であれば30〜60cmなどの水槽もとてもいいですが、カメの楽園が高さもなく、広く、キレイで、何よりも安く、素晴らしく良いと思い

ます。ガラスはキズが付きにくいですし、オススメですよ。

 

ブリーダーさんなどの何十匹も飼われている方は、レターケースで飼育されてる方もいます。サイズはA4で十分だと思います。

レターケースの良い点は、コンパクトに多数を飼育でき、引き出し式ですのでメンテナンスがしやすいです。

ただ、レターケースの種類によっては、脱走事故も多いようです。自分も脱走されたことあります(泣)

個体の大きさによっても変わってきますので注意です!

 

 

床材

床材は、レオパが誤飲しても大丈夫なものを使用します。主なものは、下のようなものがあります。

カルシサンド 新聞紙 キッチンペーパー

一番のおすすめはカルシサンドです。カルシサンドとは、爬虫類飼育用に販売されている砂です。粒が細かく、飲み込んでしまっても

糞として排出されるといわれています。「砂漠の砂」など天然のものもあります。

一番代表的なものは「ネイティブサンド カルシウム」です。砂が細かい上に、砂にカルシウムが含まれていますので、

飲み込んでしまった場合、むしろカルシウムが摂取できるという優れものです。ちなみに洗って再使用できますよ。

 

新聞紙キッチンペーパーは、メンテナンスがすごく楽です。

見た目にこだわるのであれば、微妙かと思いますが、安価ですし良いと思います。

ただ、新聞の場合、水がこぼれたときにインクがにじみでることもあると思うので使用は個人判断におまかせします。

 

 

シェルター(隠れ家)

あった方がいいです。自然下でも明るいときは隠れてますし、レオパたちも安心すると思います。下のようなものがあります。

ウェットシェルター プラスッチクタッパー

ウェットシェルターとは、素焼きのシェルターの上に水入れがあるシェルターです。見栄えもいいですし、湿度管理が簡単に出来ます。

個体の大きさに合わせて、シェルターをS、M、Lと変更していきましょう。

 

タッパーは、100均に売っているもので全く問題ないです。

イイ感じの高さとイイ感じの広さのものを選び、カッター等で切り、入り口を作ります。

この時、入り口を作る場所ですが、個人的に上よりも横の方が良いと思います。

理由は、中の水分が蒸発しにくいように感じるからです。

上に穴を開けるのとさほど変わらないかもしれませんので、全ては皆さんの自由です。

タッパーの中にはバーミキュライトや水ごけ、粉々にされたヤシ殻土などをいれ、水を含ませたりし、湿度調整をします。

これにより、脱皮不全を防止できますし、産卵の時には産卵場にもなります。

 

 

水入れ

レオパは直接水を飲みますので、常設してあげてください。

入れ物はレプティボウルなどが見栄えがいいです。

水さえ飲めればなんでもいいんです。

 

 

温度

レオパは乾燥した暖かい場所に住んでいます。飼育適温は25〜30℃くらいだと言われています。

日本の冬場は寒いので、間違いなくヒーターが必要になるでしょう。器具は下のようなものがあります。

プレートヒーター 温室

プレートヒーターは、その名のとおりプレート型のヒーターで最初からサーモが内蔵されているので温度管理がとても楽です。

各メーカーから販売されています。代表的なものには「ピタリ適温」や「マルチパネルヒーター」があります。

ケージの3分の1ほどに敷き、温度変化をつけてあげます。

その際に、発泡スチロールの上にヒーターを敷くと温度の伝達がとてもいいです。値段は3000円程です。

 

温室は、園芸用のガラス温室やビニール温室があります。下段にヒーターを入れ、温度は爬虫類サーモなどで全体を管理します。

この際に、昼と夜の温度差があると尚良いです。たくさんの個体を飼育されている方は皆さん使っているようです。

値段は1万5000円〜2万くらいでしょうか。

 

 

エサ

レオパは昆虫食です。生きた虫を食べさせるのが一番嗜好性が高いと思います。

生きた虫は苦手!!って人には冷凍されたものや缶詰にされたものもありますので試してみてもいいかもしれませんね。

ただ、個体によっては食べてくれないのもいると思います。現にうちでも、生きたエサしか食べてくれない子がいますからね。

給餌間隔は、幼体なら毎日、アダルトなら2〜3日に1回で食べるだけといわれています。うちでは、ほぼ毎日あげていますが。

では、どのようなエサがあるのでしょうか。以下にあるとおりです。

コオロギ ジャイミル コックローチ(ゴキブリ) ピンクマウス

まず、コオロギですが、爬虫類に一番使用されているエサかと思います。

爬虫類ショップはもちろんのこと、ペットショップ、ペットコーナーなどでも販売されています。

エサ用コオロギには2種類あり、ヨーロッパイエコオロギ(イエコ)とフタホシコオロギがあります。

前者が多く使われていて、メリットは、乾燥に強く、ストックしやすい、消化が良い、繁殖が容易。デメリットは、ジャンプ力がつよい。

後者のメリットは、体が大きく食べ応えがある、ジャンプ力が弱め。デメリットは、共食いしやすい、乾燥に弱い、グロい。

 

どちらも、レオパ飼育には適していると思います。あとは、個人の判断で決めるのが一番だと思いますが、

自分的には前者をおすすめします。なんといっても、おちにくく、ストックしやすいですからね。

与えるときにはカルシウム剤を添加してあげてください。「クル病」を予防できます。

また、置き餌をする場合は脚をとってあげると食べやすいと思います。コオロギの太ももをピンセットでつかめば簡単にとれます。

ただし、エサを長い間放置すると、ストレスが溜まったり、エサを怖がって食べなくなる恐れがあるので注意してください。

自家繁殖もスペースさえあれば難しくないので、やってみてください。エサ代の節約になりますね。

くわしくはピクタのHPで紹介されています。

 

ジャイアントミルワーム(ジャイミル)は5cmほどの大きなワームです。ミルワームとはまた違います。

ジャイミルは栄養素が高くない上に、個体が太りやすいので主食にはおすすめしません。

たまーにあげるなら良いかもしれませんが、必ずカルシウムを添加してください。

こればかりをあげると、太ってしまうし、病気にもなりやすいと言われています。

 

コックローチは栄養がとても豊富で、おすすめできます。

エサ用に用いられる種類もいろいろあるようですが、一番メジャーなのはデュビアです。

メリットは、栄養価が高い、飛べない、飼育が楽、そんなに臭わない、寿命が長い、繁殖が簡単

デメリットは、慣れないと気持ち悪い、家族に嫌がられる、殖えるのが遅い。てなとこでしょうか。

見た目はゴキブリですが、栄養価が高いのであげてみると良いと思います。

うちではほとんどの個体が食べてくれています。

 

ピンクマウスとは、生まれたてのハツカネズミです。基本的には冷凍で売られています。

完全栄養食と言われているほど栄養価が高いです。

ただ、こればかりをあげ続けると太るので、1週間に1度とか、幼体の成長促進、出産時のメスにあげるのがいいと思います。

また、食べてくれない個体もいます。

その場合は、コオロギ汁をつけたり、3日ほどエサを抜いたところに、半分に切断したピンクをあげてみてください。

冷凍として売られているので、ストックするには冷凍庫が必要になります。

冷凍庫が準備できる人は是非しようしてみてください。

 

 

てな感じで簡単に説明しましたが、詳しいことは他の方のサイトを見てください。。。

レオパは神経質にならずに比較的楽に飼育できます。繁殖も楽に出来ますしね。

寿命は10年程と長いです。しっかり責任をもってかわいがってあげましょう。

 

     

 

 

 

 

 

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